愛知県の南側、知多半島の有機農産物の共同出荷グループです
知多の恵みグループは、愛知県知多半島(半田市、武豊町、美浜町、南知多町)の農家による出荷グループです
このグループでは全員が化学農薬・化学肥料を使用せずに、野菜、米、そして果物を育てています
(※米のみ除草剤1回使用)
野菜はそれぞれの季節の、旬の野菜をグループで数十種類栽培しています
また、ほとんどが露地栽培、つまりビニールハウスではなく外で作物を育てています
今やスーパーでは年中同じ野菜が売られているのが当たり前ですが、それぞれの野菜には『旬』があります
旬の時期にできたお野菜は旨味がのっており、旬のお野菜を食べることで体にとってもいい効果があります
例えば、夏が旬のキュウリやナスは水分がたっぷり含まれており、身体を冷やす効果があります
冬が旬のダイコンやニンジンなどの根ものは、寒さに当たると野菜の中で糖分をためることで、うまみが凝縮するため美味しさも増します
知多の恵みグループの野菜で四季の移り変わりも感じていただきたいです
知多の恵みグループの農家の年代は30代~70代と幅広いです
大半が30代、40代と農業界では平均年齢が低い若手の多いグループです
新規就農のメンバーも年々増えています
メンバーが集まって作付けや各野菜の振り返りを行う会議では、
お互いの作物の生育状況や肥料、種まきのタイミング、などなど細かいところまで…
話題が尽きずついつい長い間話をしてしまいます
相談をざっくばらんにできるのはグループの最大の強みになります
真剣に農業の相談もできるし、冗談もいえる、和気あいあいとしたグループです
グループ内で収穫量、品質の向上を図るために「BLOF理論」の勉強に取り組んでいます
定期的にインストラクターをお呼びし、BLOF理論の基礎を座学で学び、圃場で実施研修を行っています
BLOF理論を通して、植物生理を理解することで、
「感覚」が頼りの農作業を「見える化」し、
作物の出来がいいところではどうやったのか、何がプラスに効いたのか
悪いところはなにが原因だったのか、どう改善すればよいのか
などなど話し合い、勉強しています
BLOF理論を基に土壌分析、施肥設計を行いグループで相談したり
「栄養価コンテスト」に野菜を提出しています
そこでの結果を基に
どうすればより栄養価が高い野菜をつくれるのか
よりお客さんに喜んでもらえるか
結果を基にフィードバックし、さらに品質が向上するようにグループで取り組んでいます